
1998年5月12日生まれ。本作が本格映画初めての出演作。3度にも及ぶオーディションと5回以上の監督のミーティングを行い、1408人の中から魔女に抜擢された新鋭シン・シア。子どものような純粋さと破壊的な力を併せ持つ、危険で繊細な精神を見事に表現した。“平凡な高校生だったジャユンとは違い、少女はこの世から隔離されて生きてきたので、感情表現を持たないんです。表情の変化を大きくつけられないので、目で多くを物語るよう努力をしました” と、絶えず鏡とセルフカメラを見ながら、少女の表情を作るために努力したという。新鮮で神秘的なシン・シアという新たなスターに韓国映画界の期待が高まる。

1992年9月4日生まれ。時代劇「恋慕」(2021)で男装をした女性の王という複雑なキャラクターを見事に演じ、世界的に大ヒットした「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」(2022)では、自閉症の弁護士ウ・ヨンウを演じたパク・ウンビン。今やファンミーティングのチケットが即完売するなどその人気は計り知れない。作品ごとに完璧にキャラクターを演じ切り、視聴者に愛される続けるパク・ウンビン。『シークレット・ミッション(2013)以来の久々の映画出演となった本作では、偶然出会った少女に手を差し伸べる心温かいギョンヒを演じる。“特殊な能力を持った人物たちの間で、人間らしさを守るために努力する、優しい心を持ったキャラクターを表現しようとした” というパク・ウンビンは、人間味あふれるギョンヒを魅力的に演じ、映画に温かみを与えてくれる。

2000年7月25日生まれ。2011年『ワンドゥギ』でデビューして以降、『ユンヒへ』(2019)『ジャンルだけロマンス』(2021)など多数の映画、ドラマに出演する注目の若手俳優ソン・ユビン。特に、2018年『生き残った子ども(原題)』(未)での演技力を高く評価され、釜山映画評論家協会賞、黄金撮影賞、釜日映画賞などで新人賞を受賞し急成長を遂げる。『隻眼の虎』(2015)に続き本作で再びパク・フンジョン監督とタッグを組んだソン・ユビンは、劇中でギョンヒの弟であり少女の友達デギルを演じる。“デギルと一緒にいる時、少女が唯一リラックスしている姿に見えるので、より自然な話し方をするように気をつけた”という。ソン・ユビンのリアルな演技が物語の悲しみを引き立てる。

1994年3月2日生まれ。2016年に「嫉妬の化身~恋の嵐は接近中!」でデビュー。「黄金色の私の人生」(2017─18)のジス役で注目される。その後、北川悦吏子脚本のサスペンスドラマをリメイクした「空から降る一億の星」(2018)や『キングメーカー 大統領を作った男』(2022)などにも出演し、活動の幅を広げている。そんなソ・ウンスが本作では見事に大きな変身を遂げ、少女を消すための組織本社の工作員チョ・ヒョンを演じ、強烈な目つきとパワフルなアクションはもちろん、荒々しい喋り方などこれまでの彼女のイメージを一新させる姿を見せている。

1989年9月14日生まれ。2010年ドラマ「シークレット・ガーデン」で注目された後、映画『観相師─かんそうし─ 』(2013)『僕らの青春白書』(2014)、ドラマ「君の声が聞こえる」(2013)「ドクター異邦人」(2014)「ピノキオ」(2014)「W─ 君と僕の世界─ 」(2016)などが大ヒットし、人気俳優となったイ・ジョンソク。5年ぶりのスクリーン復帰作であり、パク・フンジョン監督と二度目のタッグを組む本作では、これまでとは一味も二味も違ったミステリアスな演技で観客を魅了する。

1980年7月20日生まれ。「オールイン」(2003)で・ビョンホンの少年時代を演じデビューを果たす。その後「太陽の末裔」(2016)で主要キャラクターのデヨンを演じ注目を浴びる。「君を愛するその日まで~アンタッチャブル~」(2017─18)、『バトル・オーシャン/海上決戦』(2014)、『母なる証明』(2009)など、様々な作品で観客を魅了してきたチン・グ。『血闘』(2011)以来、本作で11年ぶりにパク・フンジョン監督と二度目のタックを組んで話題になった。

1965年1月29日生まれ。第69回ベネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞した映画『嘆きのピエタ』(2012)や、今なお名作と呼ばれるドラマ「砂時計」(1995)「Happy Together」(1999)など多くの作品に出演し、その演技力と圧倒的な存在感を見せてきたベテラン俳優チョ・ミンス。2018年、『THE WITCH/魔女』では手段を選ば ずジャユンを追いかけるドクター・ペクに扮し、強烈なカリスマを見せた。そして今回続編ではドクター・ペクとは180度異なる性格を持った双子の妹でベールに包まれた魔女プロジェクトの創始者ペク総括を演じ、物語の重要なキーマンとして注目される。

1995年4月9日生まれ。競争率1500倍のオーディションを勝ち抜き、主人公ジャユンを演じた映画『THE WITCH/魔女』(2018)で、平凡な高校生から無慈悲な殺人兵器に変貌する、難しいキャラクターを完璧に演じきり、国内外の主要映画祭の新人賞を席巻、“怪物新人”と呼ばれたキム・ダミ。以降、アジア地域にシンドロームを巻き起こしたドラマ「梨泰院クラス(2020)、若者に絶大な支持を得た「その年、私たちは」(2021)まで、大人気作品に続々と出演し人気を博しているキム・ダミは、本作でも強烈な存在感を放っている。
1975年生まれ。2010年、韓国の社会の闇をリアルに描き出し、青龍映画賞の主要部門を席巻した『生き残るための3つの取引』と、破壊的なテーマで公開当時に話題を呼んだ『悪魔を見た』の脚本で注目されたパク・フンジョン。
監督としても多くの名シーン、名セリフを誕生させた映画『新しき世界』(2013)、それまで韓国映画にはなかった展開やアクションで劇場にセンセーションを巻き起こした『THE WITCH/魔女』(2018)、ベネチア国際映画祭に招待された美しいノワール映画『楽園の夜』(2021)など、善と悪が絡み合う先読みのできない展開と圧倒的なビジュアルで韓国ジャンル映画の最先端を行く監督だ。“俳優たちが限界を超えられるように支えてくれる”(シン・シア)、“監督を信じていきたくなる力がある”(パク・ウンビン)、“シナリオに表現しようとする全てが、明快に描かれている”(キム・ヨンホ撮影監督)、“パク・フンジョン監督こそが一つのジャンル! ストーリーの力がすごい”(チョ・ファソン美術監督)、“ジャンル映画の枠を超えて作り上げるのがパク・フンジョン監督ならでは”(キム・ジョンミン武術監督)など、俳優やスタッフの確固たる信頼のもと、パク・フンジョンの卓越した演出力を見ることができる本作。よりスケールアップした世界観とパワフルなアクション、緊張感あふれる物語はまさにスクリーンで観るべき映画である。
- [監督]
- 2021 『楽園の夜』
制作・脚本・監督 - 2018 『THE WITCH/魔女』
制作・脚本・監督 - 2017 『V.I.P. 修羅の獣たち』
企画・制作・脚本・監督 - 2015 『隻眼の虎』
脚本・監督 - 2013 『新しき世界』
脚本・監督 - 2011 『血闘』
脚本・監督
- [脚本]
- 2010 『生き残るための3つの取引』
脚本 - 2010 『悪魔を見た』
脚本
- 2019 第39回 ポルト国際映画祭
作品賞
『THE WITCH/魔女』 - 2019 第26回 ジェラルメ
国際ファンタスティック映画祭
審査委員賞『THE WITCH/魔女』 - 2017 第13回 アメリカファンタスティック映画祭
長編スリラー部門 監督賞
『V.I.P. 修羅の獣たち』 - 2016 第36回 黄金撮影賞
作品賞・監督賞『隻眼の虎』 - 2013 第8回 エイアワーズ
クリエイティブ部門『新しき世界』 - 2013 第5回 ボーンスリラー国際映画祭
審査委員賞『新しき世界』 - 2013 第46回 シッチェス映画祭
フォーカスアジアベストフィルム賞『新しき世界』 - 2013 第5回 レンスポラール国際スリラー映画祭
審査委員賞『新しき世界』 - 2011 第32回 青龍映画賞 脚本賞
『生き残るための3つの取引』 - 2011 第15回 モントリオールファンタジア映画祭
脚本賞『生き残るための3つの取引』
